Unir HISTORY
ある日飲んだ一杯のコーヒー。
これがすべての始まり。
あるイタリアンレストランで何気なく飲んだ一杯のコーヒー。その味わいに、後のUnir代表となる山本は衝撃を受けます。
舌の上で踊るかのような、エネルギーと躍動感。何もかもが別世界のコーヒーでした。
これがスペシャルティコーヒーとの出会いであり、すべてが始まる瞬間でした。
順風満帆だったサラリーマン生活を捨て、
ゼロからコーヒーの世界へ。
あの日以来、「コーヒー」というワードが山本の頭から離れることは ありませんでした。
既にその虜となっていた山本は、2004年、順調に働いていた建設 コンサルタントを退職、ゼロからコーヒーの世界へ挑戦することを決意します。
そこからの2年は研究の日々でした。時間の許す限り、ありとあらゆるお店やセミナーをまわり、さらには自らPROBATの焙煎機を購入、焙煎とカッピングを繰り返してきました。
そして2006年、あの感動、あの衝撃を多くの人に味わってほしい、 この想いから自宅を改装し、京都・長岡京にてUnirを開業します。
夢をこの手に
コーヒー界のスペシャリストチームを目指す。
他の店と差別化を図っていくために、注目したのはエスプレッソでした。これをもっと極めたい……
しかし、山本は既に焙煎や経営で手一杯で、バリスタ技術を極める余裕はとてもありませんでした。さらには優秀な人材を雇うお金も、応募が集まるほどの知名度もありません。
そこでその役目を山本知子に託します。
ロースターとして道を極めるのは山本、バリスタとして抽出を極める のは山本知子、それぞれがスペシャリストになり、チームUnirで最高の素材、最高の焙煎、最高の抽出ができることを目指しました。
様々な苦難を乗り越え、
山本は名誉ある国際品評会審査員に。
山本知子は日本チャンピオンとして
世界大会に出場。
毎日が挑戦の日々でした。最初は二人で始めたUnirで様々な苦労もありましたが、いつしか志を共にするスタッフも集まり、店舗数も増え、チームUnirとしてのチャレンジは続きました。
山本は各国で開催される名誉ある品評会カップ オブ エクセレンス(COE)の国際審査員を務めるようになり、山本知子も国内最高峰のバリスタ大会ジャパン バリスタ チャンピオンシップ(JBC)で幾度も入賞を果たしていましたが、競技会に挑戦し始めて10年目となる2018年、ついにJBCバリスタ日本チャンピオンとなり、世界大会に出場することができました。
夢を信じ、夢を追い続けた挑戦はUnirの礎となり、Unirのクオリティを信じてくださる皆様や生産者の支え、
多くのスタッフの成長があって今日まで辿り着くことができました。
コーヒーをめぐる私たちUnirの冒険は、
これからも続いていきます。
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- Unir(ウニール)はスペイン語で「結びつける」、「ひとつにする」という意味です。
特徴ある素晴らしいスペシャルティコーヒーや、そのコーヒーが作られている農園、意欲的な生産者などと、皆様を結びつけることができればという想いを込めています。
ロゴにいる小鳥”ピヨ”には、「いつまでもひよっこのような気持ちで初心を忘れない」という想いが込もっています。